バナナと箸 2017 5 13

 EUという建物には、各種の危機がくすぶり続けていて、
やがて、そういう危機が炎となって、
焼け落ちる運命にあるでしょう。
 日高義樹氏は、著書の中で、
このように書いています。
「EU当局は、あらゆる問題を決定しようとしている。
市場で売られているバナナの曲がり具合まで決めているという話もある」
 こういう冗談が言われるほど、
EU官僚たちは、勝手な決定を行っていると非難されている。
(引用、以上)
 これでは、EU加盟国の国民が「反乱」を起こすでしょう。
やがて、「革命」によって、EUは倒されてしまうかもしれません。
 そもそも、経済発展の原動力は、「創意工夫」にあります。
にもかかわらず、「創意工夫」を妨げるEU当局は、
加盟国に対しては、経済発展を望んでいないと言えるでしょう。
要するに、EU当局は、加盟国を支配できればよいと考えているのでしょう。
 日本の歴史では、江戸幕府が、
農民に対して、「生かさず殺さず」という政策を取ったとも言われています。
 欧州の歴史は、革命によって、
国民が政府を支配できる体制を作り上げたはずです。
 しかしながら、現状では、
現代の「王」というべきEU官僚が、加盟国を支配している状態でしょう。
 バナナの曲がり具合まで当局が決めるというのは、
日本では、「箸の上げ下げまで指示される」と言います。
要するに、規制が多すぎて、経済発展を妨げている現状を嘆く言葉でしょう。
 さて、規制は、成功者を守ります。
規制によって、新規参入者を阻止できるからです。
現代の「王制」とは、規制によって守られた成功者と言えます。



































































































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